マイホーム購入は人生最大の買い物。
できればなるべくお得に購入したいと考える方が多いと思います。
そこで気になるのが「建売住宅の値引き交渉は可能なのか」ではないでしょうか。
この記事では、建売の値引き交渉しやすいタイミングや相場、成功のコツについて紹介します。
建売購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
建売住宅は値引き交渉できる?

結論として、建売の値引き交渉は可能です。
ただし、値引き交渉の可否や額は住宅会社によって異なります。
以下に値引き交渉しやすい・難しいケースを紹介します。
値引き交渉しやすいケース
値引き交渉しやすいのは住宅会社が一刻も早く売りたい物件です。
完成から半年以上経過した物件や、分譲地で売れ残った最後の1棟などは値引きできる可能性が高いでしょう。
また、駅から遠い物件、人気の低いエリアの物件も同様です。
値引き交渉が難しいケース
問い合わせが多い物件、駅近など人気エリアの物件は、すぐに買い手が見つかるため値引き交渉は成功しづらいです。
また、販売開始前でこれから売り出す物件の場合も値引きは難しいでしょう。
建売住宅の値引きの限界額は3〜5%が目安
値引き交渉で気になるのが、「どのくらい値引きが可能なのか」「どの程度まで値切っていいのか」ではないでしょうか。
建売の値引きの相場は物件にもよりますが、新築の場合は販売価格の3〜5%が限界です。
販売価格3,000万円の物件であれば、90〜150万円が目安となります。
また、建売は元々の販売価格が安く設定されているため、300万円や500万円の値引きは厳しいと考えてください。
値引き後に契約を断るのはNG
値引き交渉は「必ず購入する」と意思を固めた上で進めてください。
お互い気持ちよく交渉する上では、購入申込書の記入など意思を明確にすることが重要です。
担当者も、確実に購入してくれる方のために関係者と交渉しています。
そのため、値引き価格に納得した後に契約を断るのはやめましょう。
建売住宅の値引き交渉を成功させるコツと注意点

値引き交渉を成功させるためにはコツと注意点があります。
- 事前に住宅ローン審査に通過する
- 完成から2〜3ヵ月ほど経った建売を探す
- 決算時期に交渉を持ちかける
- 前向きに購入を検討している場合のみ交渉する
- 物件の欠点を交渉材料に出さない
これらについて詳しく解説します。
事前に住宅ローン審査に通過する
大前提として、ローンの事前審査をクリアしておきましょう。
ローン審査を通過している人=信頼できるお客様と思ってもらいやすくなります。
「購入申込書の記入も事前審査も終わっている状態」での交渉が理想です。
完成から2〜3ヵ月ほど経った建売を探す
人気の物件は販売開始直後から購入申込が集まります。
一方、3ヶ月以上経っても買い手がつかない場合、値下げされるケースが多いです。
完成後2〜3ヶ月経っても販売中の場合、値引き交渉できる可能性があります。
決算時期に交渉を持ちかける
決算時期や年度末は値引きしやすいタイミングと言えます。
特に、多くの企業にとって年度末である3月は、値引き交渉が成功しやすいです。
また、決算時期が9月や12月の場合もあります。
購入したい物件の住宅会社が何月決算なのか、あらかじめ調べておきましょう。
前向きに購入を検討している場合のみ交渉する
値引き交渉は、購入を前向きに考えている場合のみにとどめましょう。
初回見学時や、複数物件を検討中の段階での値引き交渉はおすすめしません。
住宅会社は「この人が本当に買ってくれるのか」を見極めた上で値引きを検討します。
購入の意思が固まってから、値引き交渉を進めましょう。
物件の欠点を交渉材料に出さない
値引き交渉の際、物件のマイナス部分を交渉材料にするのは逆効果です。
「駅から遠いから」「日当たりがよくないから」など、欠点を理由にした交渉は担当者にとって気持ちのいいものではありません。
値引き交渉は担当者を味方につけ、協力してもらう姿勢が大切です。
建売住宅の値引き交渉を持ちかけるタイミング

建売の値引き交渉には適切なタイミングが求められます。
交渉しやすいタイミングは以下の3つです。
- 完成直後
- 決算前
- 完成の2〜3か月後
それぞれ詳しく見ていきましょう。
完成直後
最初の狙い目は物件が完成した直後です。
完成直後は、1度目の値下げを実施する住宅会社が多くあります。
気になる物件は完成前からチェックしておき、完成したタイミングで交渉を持ちかけてみましょう。
決算前
住宅会社が売上目標や営業成績に追われる決算前も、値下げ交渉しやすいタイミングです。
今期中の売上に含めるべく販売を急いでいる状況なので、値引きの成功確率も上がります。
購入時期を急がない場合は決算前を狙いましょう。
完成から2〜3ヵ月以上経過している
完成後2〜3ヶ月以上経過して未入居のままの建売は「売れ残り」と判断されます。
売れ残っている物件は、売主側も早めに購入者を探している状況です。
そのため、値段交渉にも応じてもらいやすいと言えます。
まとめ
建売住宅の値引き交渉について、値引き交渉のタイミング、コツ、注意点を紹介しました。
値引き交渉が可能かどうかは物件や住宅会社によって異なります。
一方的に要求せず、相手の立場も考えながら交渉するのがポイントです。
弊社トスケンホームでは、新潟県内の建売住宅情報をWebサイトで多数公開しています。
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