新潟市は住みやすい街?人気のエリアや近隣市町村の特徴も紹介 | トスケンホームブログ

新潟市は住みやすい街?人気のエリアや近隣市町村の特徴も紹介

暮らしのこと

日本海側最大の都市といわれる新潟県新潟市。
人口80万人を抱える政令指定都市として発展し続け、近年は新潟駅前の再開発が進められています。
この記事では新潟市の住みやすさについて、8つの区ごとの特徴を踏まえつつ紹介します。
新潟市に住むメリットや注意点も、市内在住の目線で解説しました。
特に住みやすいエリアや、近隣市町村で人気のエリアも紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

新潟市の人口や特徴を区ごとに紹介!

新潟市には8つの区があり、それぞれに特色があります。
例えば、県の中枢機能が集中する「中央区」と、田園風景が広がりフルーツの収穫量が多い「南区」では印象が異なります。
各区の特徴や人口についてまとめましたので、エリア選びの参考にしてください。

人口特徴
中央区172,539万代、古町など繁華街が充実している中心エリア。
北区71,274福島潟や阿賀野川、海水浴場など自然豊か。
東区132,125新潟空港と新潟東港がある空と海の玄関口。
江南区67,857大型商業施設が集まり子育て層に人気。
秋葉区74,635植物や園芸の施設が多い。鉄道のまちとしても有名。
南区42,869ル・レクチェの生産量日本一のフルーツ王国。
西区154,226学生や子育て世代が多く暮らすベッドタウン。
西蒲区53,697岩室温泉や角田山など観光資源が豊富。弥彦にも近い。
なお、人口データは新潟市HP 住民基本台帳人口(2023年9月1日時点)を元にまとめました。

新潟市中央区 – 県内で最も都会なエリア

人口約17万人、新潟駅や新潟県庁など、県を代表する施設を有する中心エリアです。
万代シテイや古町などの繁華街も充実しており、遊ぶ場所や食べる場所には困りません。
新潟駅周辺は再開発が進んでおり、2024年春には駅の商業施設「CoCoLo新潟」がリニューアルオープン予定。
2025年春には新潟駅ー白山駅間に「上所駅」が開業し、さらなる発展が期待できます。

新潟市北区 – 自然豊かな工業地帯

新潟市内北部、人口7万人が暮らす北区は、豊かな自然に恵まれたエリアです。
バードウォッチングや自然散策が楽しめる福島潟、BBQや川遊びが楽しめる阿賀野川など、遊ぶ場所には事欠きません。
新潟競馬場や、全国初の道の駅「道の駅豊栄」があるのも北区です。
区内には7つの工業団地があり、食品や半導体などの有名企業が集まっています。

新潟市東区 – 新潟空港からの旅行に便利

東区は人口13万人。中央区、西区に次いで市内3位の区です。
新潟空港や新潟東港など、空と海の玄関口を担っています。
北区同様、工業団地が多くある一方、サービス業や小売業の企業も多いのが特徴です。
また、日本海の夕日を一望できる山の下みなとタワー、北越コーポレーションの工場夜景など、絶景スポットも満載。
「寺山公園い〜てらす」「東区プラザわいわい広場」など、子育て世代向けの施設も充実しています。

新潟市江南区 – 子育て世代に人気のエリア

人口約7万人、ショッピングモールや広い公園など休日のおでかけスポットに困らない江南区。
地域を上げた子育て支援に取り組んでいることもあり、ファミリー層に人気の地域です。
江南区中心部には「イオンモール新潟南」「アピタ新潟亀田店」などの大型商業施設があります。
亀田公園、よこごし公園、大江山公園などの広い公園が多いのも、子育て世帯には嬉しいポイントです。

新潟市秋葉区 – 花と緑と鉄道のまち

人口約7万5千人の秋葉区は「花とみどりと石油のまち」「鉄道のまち」として知られています。
区内には展示即売所「花夢里にいつ」や県立の植物園、県内最大級の園芸店「新津フラワーランド」など、植物関連の施設が多数。
かつて日本一の産油量を誇った油田や、東日本の鉄道交通の要衝として栄えた新津駅があるのも秋葉区です。
新潟市内でも閑静なエリアで家賃が安く治安がいいのが特徴。
江南区の大型商業施設へ行きやすいエリアでもあります。

新潟市南区 – 県内有数のフルーツ王国

人口約5万人の南区は、フルーツの生産量が多いことが特徴です。
新潟を代表する西洋梨「ル・レクチェ」の生産量は日本一を誇ります。
フルーツ以外の農作物の生産も豊富で、直売所では格安価格で食材を買えることも。
300年の歴史をもつ祭り「白根大凧合戦」や、伝統芸能「角兵衛獅子」など、古くからの文化が大切に守られている地域です。

新潟市西区 – 2023年住みここちランキング1位

2023年に大東建託から発表された「街の住みここちランキング2023新潟県版」で、中央区を抑えて1位に輝いた西区。

人口は約15万人で市内2位、学生や子育て世代が多く暮らす人気のエリアです。
新潟市中心部を走る路線バス「BRT」は終点が西区の青山となっており、新潟駅や万代、古町など中心街へのアクセスは抜群。
映画館がある「イオン新潟西」や、新潟県内のお土産が買える道の駅「新潟ふるさと村」などの大型施設もあります。

新潟市西蒲区 – 温泉や山々に恵まれた観光地

西蒲区は人口約6万人、弥彦村や燕市吉田地域と隣接する新潟市内でもっとも西のエリアです。
江戸時代に開湯した岩室温泉は新潟市内で唯一の温泉地。
弥彦神社からも近く、県内外から多くの観光客が訪れます。
角田山、多宝山などの山々に囲まれ、日本海にも面しているため、アウトドア派の方におすすめです。

新潟市が住みやすいと言われるメリット5選

新潟市には、住んでみてわかる良さがたくさんあります。
ここでは、新潟市在住の人たちがよく挙げるメリットを5つ挙げました。

  • お米をはじめ食べ物全般がおいしい
  • 降雪量が意外と少ない
  • 待機児童ゼロで子育てしやすい
  • 自然豊か&適度に都会
  • 東京へのアクセスが良い

それぞれについて紹介します。

お米をはじめ食べ物全般がおいしい!

順位都道府県収穫量(t)
1位新潟県620,000
2位北海道573,700
3位秋田県501,200
※ランキングは農林水産省・作況調査(令和3年)を元に作成

新潟といえば米どころ。全国一位の生産量を誇り、県産のコシヒカリや新之助はブランド米として日本中で愛されています。

そんな新潟のお米がどこのスーパーでも手軽に入手できるのは地元ならではのメリット。

海鮮の美味しさや、飲食店のレベルの高さでも県外の人から驚かれることが多いです。

降雪量が意外と少ない

新潟県は日本有数の豪雪地帯です。
全国ニュースでは毎年のように大雪の様子が取り上げられています。
スキー場が多いことからも、雪がたくさん積もるイメージが強いようです。
しかし新潟市の降雪量は県内の中では少なめ。

新潟県が発表した新潟市の降積雪資料によると、令和3年度に積雪10センチ以上だった日はわずか5日間、令和元年度は0日でした。
(なお、令和2年、令和4年は記録的な大雪だったため10センチ以上積もった日が15日以上ありました。)

待機児童ゼロで子育てしやすい

東京や兵庫などで厳しい状況が続く待機児童問題。
新潟県および新潟市は毎年待機児童ゼロで、子育て支援制度も充実しています。
市内には子育て世帯のための親子の遊び場や子育てサロンがいくつもあり、気軽に利用可能です。
例えば新潟市東区だけでも以下の施設があります。

  • 子育てサロン ひだまり(新潟市東区古川町4番12号 中地区公民館)
  • 子育てサロン ともだちひろば(新潟市東区海老ケ瀬615番地1 大形まちづくりセンター)
  • 子育てサロン いちごランド(新潟市東区石山1-1-12 石山地区公民館)

子育て応援アプリ、子供のショートステイや一時預かりサービスなども市が率先して用意しています。

自然豊か&適度に都会

新潟市在住の人は、新潟のよさについて「田舎すぎず都会すぎずちょうどいい」と表現することが多いです。
遊ぶ場所や買い物スポットが適度にあり、どこも大都市ほど混雑していません。
東京や大阪で人ごみに疲れて新潟に戻ると、ほどほどな都会感に安心できます。

東京へのアクセスが良い

新潟駅から東京駅までは新幹線で最短1時間29分、平均約2時間で到着します。
高速バスの本数も多く、新潟ー池袋間は毎日7〜8便運行。
他にも東京ディズニーリゾート行きや横浜行きの夜行バスなどが運行しています。

新潟市に住む際の注意点

新潟市に住む際はメリットだけでなく注意点も把握しておきましょう。
住み始めた人は、独特の気候や交通事情に驚くことが多いです。
これからは、住む人が困らないよう3つの注意点を紹介します。

  • 新潟駅周辺以外は自家用車が必要
  • 湿度が高く、くもりや雨の日が多い
  • 降雪時は渋滞が起きやすい

以下、詳しく見ていきましょう。

新潟駅周辺以外は自家用車が必要

新潟駅から徒歩圏内(市内中心部)ではバスの本数が多く、レンタサイクルも普及しています。
自家用車がなくてもそこまで不便はありません。
一方、新潟駅周辺以外のエリアは自家用車がないと不便に感じるかもしれません。
特に公園やレジャースポットは、駅やバス停から離れていることが多いです。
子育て世代の場合は自家用車を用意することをおすすめします。

湿度が高く、くもりや雨の日が多い

関東や西日本の人が新潟に来て驚くのが、くもりや雨の日の多さです。
ウェザーニュースが発表した2022年昼間晴れた時間ランキングで、新潟は42位でした。

特にくもりの日が多くなるのが11月〜3月。
冬の寒さと相まって気持ちが落ち込む人も多いようです。
外が暗くても規則正しい生活を心がけ適度に運動するなど、冬は特に健康を意識する必要があります。

降雪時は渋滞が起きやすい

新潟市内は雪が降ることが少なく、数cm積もると渋滞になります。
大雪と強風が重なって、バスや電車が機能しなくなることも。
特に通勤時間帯は影響が大きく、普段より30分〜1時間早く家を出る人が多いです。
降雪時は駐車場の雪かきや車の雪下ろしをする時間も考慮して、早めに行動するよう心がけましょう。

新潟市の中でも人気の住みやすい地域

新潟市内でも特に人気の高いエリアがいくつか存在します。
ここでは、20代〜30代の子育て世代や働き盛りの人たちに人気のエリアを4つ紹介します。

  • 関屋エリア(新潟市中央区)
  • 小針エリア(新潟市西区)
  • 亀田エリア(新潟市江南区)
  • 新潟駅周辺(新潟市中央区)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

関屋エリア(新潟市中央区)

新潟市中央区の関屋駅は、新潟駅から2駅の場所にあります。
電車とバスいずれの本数も多く、大変便利なエリアです。
中心街へのアクセス良好で、家賃や駐車場代が高くないため、一人暮らしやファミリー層が多く住んでいます。
人気ラーメン店が集まる激戦区なので、週末は食べ歩きを楽しむのもおすすめです。

小針エリア(新潟市西区)

小針エリアは「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2022 in北陸」で1位に選ばれた注目のベッドタウン。
大型商業施設が揃い、広い公園や海水浴場なども充実しているため、特に子育て世代に人気のエリアです。
JR小針駅から新潟駅までは電車で15分。BRTの乗り換え拠点があるため新潟駅周辺までのアクセスは良好。
個人医院から大きな病院まで、医療施設が充実している点も暮らしやすいポイントです。

亀田エリア(新潟市江南区)

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2022 in北陸」で小針に次いで2位に選ばれたのが亀田エリア。

JR亀田駅から新潟駅までは2駅約10分。3路線が乗り入れる新津駅まで約8分でアクセスできるため、電車の利便性が高いです。
「イオンモール新潟南」「アピタ新潟亀田店」などの大型施設が亀田に集中していることも、暮らしやすさに直結しています。

新潟駅周辺(新潟市中央区)

駅周辺の再開発が進み、日々進化している新潟駅周辺エリアも見逃せません。
2023年には駅の南北を地上で行き来できる通路が開通したほか、2024年春には新駅ビルが開業予定です。
2021年からは新プロジェクト「にいがた2km」が本格始動。
新潟駅・万代シティ・古町を結ぶ2km圏内の結びつきを強化したまちづくりが進められています。

新潟市以外でおすすめの市町村

2022年に大東建託から発表された「街の住みここちランキング2022<新潟県版>」

1位に北蒲原郡聖籠町、3位に長岡市がランクインするなど、近年新潟市以外の市町村に注目が集まっています。
今回は、新潟市以外で特におすすめの3市町村を紹介します。

U・Iターンに人気!長岡市

日本三大花火「長岡花火」が全国的に有名な長岡市は、人口26万人の県内第2の都市です。
新潟県のほぼ中心に位置し、東京から新幹線で1時間40分前後。
首都圏からのアクセスは抜群で、近年は移住支援に力を入れています。
長岡市移住定住ポータルサイト「長岡のはじめ方」 では、長岡市の魅力を「シティエリア」「田園エリア」などのジャンルに分けて紹介。
「長岡移住マッチング診断」などのコンテンツも用意されています。

新潟市へのアクセス良好!新発田市

人口約10万人、新潟県北部の中核都市である新発田市。
江戸時代には城下町として栄え、新発田城や月岡温泉など観光資源も豊富です。
新潟市中心部までは車で1時間かからないため、通勤にも便利なエリアです。
「住みよいまち日本一」を目指して、U・Iターン制度や移住支援制度も多数用意。
例えば、新発田市外から転入した子育て世帯や39歳以下の夫婦世帯なら、月1万5千円の家賃補助を2年間受けられます(令和5年度 U・Iターン促進住宅支援事業補助金《家賃補助》)。

2022年に1位獲得!聖籠町

前述した調査の最新版「街の住みここちランキング新潟県版2023」 では、1位に新潟市西区、2位に新潟市中央区が続き、3位にランクインしました。

聖籠町は町面積の1/4を東港工業地帯が占めています。
多くの企業が進出している分、税収が多く、町民向け制度の充実ぶりは県内随一。
町内に10年以上住む意思がある人には100万円の住宅補助を用意しています。
また、子育て支援も手厚く、幼稚園の無償化・全員入園は当たり前。

2021年市町村別合計特殊出生率は2.0、2位と大差をつけて県内トップとなりました(令和3年 人口動態統計(確定数)の概況 新潟県版より)。
新潟空港や日本海東北自動車道なども利用しやすく、県外へのお出かけに便利なエリアです。

まとめ

新潟市の住みやすさについて、各区の特徴や人気のエリア、市内に住む場合の注意点を中心にお伝えしました。
新潟市には8つの区があり、それぞれ特色があります。都市機能を備えた中央区を始め、子育て世代に人気の西区や江南区など、ぜひライフスタイルにあったエリアを探してみてください。
また、新潟市に住む際はくもりの日の多さや雪の日の渋滞に注意が必要です。
気候条件を知っておくだけでも住んでからのギャップに迷わずに済みます。
この記事を参考にして、新潟市に住みたいと思ってくださる方が増えたら嬉しいです!

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