家を買うときにかかるお金②-Ⅱ中古住宅・中古マンション購入の場合 | トスケンホームブログ

家を買うときにかかるお金②-Ⅱ中古住宅・中古マンション購入の場合

お金のこと

今回は家を買う時にかかるお金(=いわゆる諸費用)についての第3回となります。
もちろんトスケンホームをご検討いただいている皆様だけでなく、注文住宅や中古住宅、マンションや土地購入を視野に入れているという方にも役立つ情報をご提供させていただきますので、ぜひご一読下さいませ。

中古住宅・中古マンション購入時にかかるお金

今回は購入する物件が戸建て住宅なのか、土地なのか、マンションなのか、また新築なのか、中古なのかなどに応じてかかるお金のうち、“中古住宅・マンションを購入する”場合の費用についていくつかご説明します。
なお、不動産を購入する際の標準的な費用については“家を買うときにかかるお金①”にて解説していますので、そちらをご覧いただければと存じます。

リフォーム、修繕費用

不動産会社がリフォームした中古住宅・マンションも多く流通している昨今ですが、数百万円などの価格帯で販売している中古住宅・マンションの多くは元の家主さんが使っていたままの状態で販売しています。
当然リフォームや大・小の修繕が必要なことがほとんどで、基本的には購入者の負担で行うことになります。
水回り一式の交換、クロス・床の張り替え、小修繕はほとんどの方が検討すると思います。
そこに間取り変更、外壁塗装・張り替えや外構工事(駐車スペースの拡張、カーポート設置など)いずれかが入ってくる場合、500万円ほどの見積もりを前提とした方が良いでしょう。

管理費、修繕積立金精算金

マンションを所有すると月々の管理費、修繕積立金、駐車場代が発生しますが、中古マンションの売買ではこれらについて家主さんと購入者で日割等の方法で精算します(先々回の説明で記載した“固定資産税精算金”と同様の仕組みです)。
これらの月々の費用は翌月分を前納していることが多いため、翌月1か月分+引渡し月日割分の金額が想定金額となります。

中古住宅取得時の注意点

国は質の良い中古住宅の流通の促進を目指して様々な施策を講じており、建築技術の進歩と相まって優良な中古住宅も多く流通する時代となりましたし、不動産会社がリノベーションを施して販売することも一般的になって久しいです。
新築より数百万円〜一千万円以上安い金額で質の良いマイホームを取得できれば住環境への投資としては効率の良いものとなるでしょう。

中古住宅・マンションの取得で気を付けなければならないのは、リフォームや修繕に想定外のお金がかかるケースや建物の基本構造部分(柱、梁などのいわゆる躯体)の欠陥があった場合ではないでしょうか。
後者については、フルリフォームに近い工事がなされていても柱や梁、基礎、土台などの部分はそのまま利用されていることがほとんどであり、経年の影響は免れられない部分です。

そういった部分について、新築住宅であれば法律に則って建築会社が引渡し後10年の責任を持つのが義務付けられていますが中古住宅の場合、引渡し後2年(不動産業者が売主のケース)に限るか保証が全くない(個人が売主のほとんどのケース)形が一般的です。
(売主の不動産業者が瑕疵保険に加入した場合もあります)

躯体の状況を購入前に専門家に検査してもらう場合も、買主の負担で行うことの方が多いです。
また、マンションの場合に特有なものとして購入後のマンションの修繕計画の把握も必須の作業となります。

おわりに

トスケンホームでは、住宅取得を検討されている皆様のご事情を、年間数十棟の住宅を売る住宅のプロフェッショナル達が真剣にお伺い致します。
どのような選択肢が皆様の現在と未来の住生活に最適か、ぜひトスケンホームのスタッフと一緒に考えてみませんか。
いつでもお問い合わせ、ご来店をお待ちしております。

次回は住宅ローンを利用する場合にかかる費用について取り上げます。