家を買うときにかかるお金②-Ⅰ土地を買って新築住宅を建てる場合 | トスケンホームブログ

家を買うときにかかるお金②-Ⅰ土地を買って新築住宅を建てる場合

お金のこと

今回は家を買う時にかかるお金(=いわゆる諸費用)についての第2回となります。
もちろんトスケンホームをご検討している皆様だけでなく、注文住宅や中古住宅、マンションや土地購入を視野に入れているという方にも役立つ情報をご提供していきますので、ぜひご一読下さいませ。

土地を買って新築住宅を建てる場合にかかるお金

今回は購入する物件が戸建て住宅なのか、土地なのか、マンションなのか、また新築なのか、
中古なのかなどに応じてかかるお金のうち“土地を買って新築住宅を建てる”場合の費用をいくつかご説明します。

ライフライン工事費用

住宅地としての利用の歴史のない土地の場合、上水道や下水道、ガスなどのライフラインを土地に新たに引き込む工事をする必要があります。

特に上水道引込工事は数十万円~の高額の費用となり、土地の条件次第で100万円を超すことも少なくありません。 下水道は受益者負担金を支払えば引込工事を自治体が行ってくれる場合もあれば、上水道同様の費用負担となる場合もあります。
土地ごとの個別の判断が必要です。

なお、下水道が整備されていない地域では浄化槽の設置が必要です。
ガスは都市ガス管の有無、電気は周辺に電柱などの設備があるかの確認が大切です。

水道メーター加入金、下水道受益者負担金

上水道の引込があらかじめ存在する土地であっても、一般に建物新築時に自治体に水道メーター加入金を支払い水道メーターを設置してもらい、上水道の利用をします。
自治体によって金額は異なります。

下水道受益者負担金は過去の土地所有者が地域の下水道整備時の費用の支払いを行っていない(=下水道を利用できる地域であってもその土地で下水道を利用してこなかった)場合などにかかるお金です。
ライフラインの工事に必要な費用や負担金の仕組みは自治体によって大きく異なります。

建物解体費用、土木工事・造成工事費用

土地上の建物の解体を行う必要がある場合の費用です。
当然大きな経費となりますので、土地購入にあたっては建物解体が売主負担なのか購入者負担なのか、確認しましょう。
1Fにガレージのある高床の建物や敷地に庭石がある立派な庭園などの更地化は高額となることが多いです。

建物がない土地、解体を行った後の土地であっても、新たな建物の建築のために土木工事や造成工事を行う必要があることがあります。
代表的なものとして、
・駐車スペースの確保のために土地上の土を処分しなくてはならない
・隣地との高低差の関係で塀や土留めの築造・補修を行わなくてはならない
などのケースがあげられます。

また、土地探しからの建築でどうしても避けて通れないリスクが、見ただけでは判断できない、地中埋設物や地盤の問題などについてです。
事前の調査でわからないことや誰の責任に帰すこともできない事例も多いため、予備費を予算に計上しておく方が賢明かもしれません。

地鎮祭費用

新築にあたって神主さんを呼んで地鎮祭を行う場合、初穂料、お酒代などの費用がかかります。

つなぎ融資費用

住宅ローンについては別に取り上げる予定ですが、土地購入からの新築の時にのみ検討しないといけない費用です。
土地代金の支払い時や建物中間金の支払い時に住宅ローンを実行すると、まだ新築する建物に居住していないにもかかわらず住宅ローンの支払いが発生します。
その時点ではアパートなどに住んでいる方も多く、家賃と住宅ローンの二重負担となってしまいます。
それを避けるために住宅ローンと別に組む、支払いがただちに発生しないローンがつなぎ融資です。

つなぎ融資の金利は通常の住宅ローンより高利率となります。
土地購入〜建物完成までが長期間にわたる場合など、つなぎ融資の利用は大きな経費となることがあります。

おわりに

自分好みの土地を購入して自由設計で望み通りの注文住宅を建てることができれば、誰もが羨む夢のマイホームの実現になるかもしれません。
一方で、建売住宅や中古住宅・マンションの購入と比べ、土地探しから住宅完成に至るまで上記のように精査すべき点が非常に多くなるのも事実です。
共働きのご夫婦が、お互いの限られた時間を使ってこれらの建築計画を長期にわたって練り上げるのは大変な負担になることが多いのも事実です。

トスケンホームでは、住宅取得を検討されている皆様のご事情を、年間数十棟の住宅を売る住宅のプロフェッショナル達が真剣にお伺い致します。
どのような選択肢が皆様の現在と未来の住生活に最適か、ぜひトスケンホームのスタッフと一緒に考えてみませんか。
いつでもお問い合わせ、ご来店をお待ちしております。

次回は中古住宅やマンションの購入の際に特別にかかる費用等について取り上げます。