建売住宅で人気の間取りとは?内見時のチェックポイントも解説 | トスケンホームブログ

建売住宅で人気の間取りとは?内見時のチェックポイントも解説

住まいのこと

注文住宅よりもお手頃な価格で購入できる建売は、新築の購入を考える方にとって有力な選択肢です。
しかし、豊富な間取りやデザインの中からライフスタイルに合った物件を見つけるのは容易ではありません。

本記事では、建売で人気の間取りや内見時にチェックすべきポイントを解説します。
ぜひ、理想の住まいを探すヒントにしてください。

建売住宅で人気の間取り

建売の多くは、3人〜5人家族が暮らせる広さをイメージして作られています。
間取りは3LDK〜4LDKが主流ですが、近年の人気として以下の傾向があります。

仕切りのない一体型のLDK

リビング・ダイニング・キッチンの間の壁(仕切り)が無いLDK一体型の間取りは、開放感があり、家事の効率がいいことから非常に人気です。
料理をしながらリビングにいる家族と同じテレビ番組を見たり、子どもたちの様子を確認したりできる点は、一体型LDKの大きなメリットです。
室内のどこにいても家族に目が届き、コミュニケーションを取りやすいのも一体型LDKならではと言えるでしょう。

リビングに階段を設置

一体型LDK同様、家庭内のコミュニケーションにつながるのが、リビングに階段のある間取りです。
階段がリビングにあれば、帰宅後2階に上がろうとする場合や、外出する場合も、必ず家族と顔を合わせます。
特に思春期の子どもとは、家庭内での会話が少なくなりがちです。
リビングに階段があることで、必然的にコミュニケーションの機会を増やせます。

パントリー付きキッチン

キッチンにおいて食品や食器、調理家電の収納は大きな課題です。
しかし、パントリー付きキッチンの物件を選ぶことで簡単に解決します。
備え付けのパントリーならではの収納力なら、キッチンまわりを常にスッキリできます。

対面式システムキッチン

キッチンに立った時、ダイニングやリビングと向かい合う形になるものを「対面式システムキッチン」と言います。
対面型の良さが特に発揮されるのは、配膳や後片付けのタイミングです。
キッチンカウンターやダイニングテーブルをキッチンの近くに配置することで、家事の動線が効率化。
その上、配膳と調理を同時にすることでスペースに余裕が生まれます。

ウォークインクローゼットやシューズクローク

従来の収納は、各部屋に押入れやクローゼットが備え付けてあるスタイルがほとんどでした。
しかし近年、ウォークインクローゼットやシューズクロークなど、一箇所にまとめて収納できる間取りが増えています。
ウォークインクローゼットは家族全員の衣服をまとめて収納でき、洗濯物をしまう手間を省けます。
シューズクロークには、靴だけでなくベビーカー、外遊び用のおもちゃ、アウトドア用品などを一箇所にまとめることができます。

可変性の確保

子どもが増えた時に部屋数を変えられるような間取りも、近年人気が高まっています。
特に多いのは、2階の洋室が1部屋としても、2部屋に区切っても使えるような間仕切り壁を設置できる間取りです。
子どもが成人して家を出たあと、2部屋から1部屋に戻すといった使い方もできます。

建売住宅の間取り選びにおける3つのポイント

建売の購入にあたって、間取りを選ぶ時のポイントを3つ紹介します。

1.最適な間取りは家族ごとに異なる
2.広さより家具家電の配置スペースが大切
3.納スペースの不足で後悔する人も少なくない

最適な間取りは家族ごとに異なる

最適な間取りは家族の人数や年齢、ライフスタイルによって異なります。
子どもがいる・いないとでは、暮らしやすい間取りに差があります。
夫婦間でも、理想の間取りに違いがあることは珍しくありません。
例えば、アウトドアが好きな方であれば玄関の収納が広い方が便利ですが、そうでない方だと「玄関の収納にスペースを割くのはもったいない」と感じることも。
自分たちの理想のライフスタイルをすり合わせながら、どんな間取りがベストなのか考えてみてください。

広さより家具家電の配置スペースが大切

部屋の広さや部屋数に注目しがちですが、同時に「家具や家電をどう配置するか」も考慮することもポイントです。
例えば同じ16帖のリビングでも、テレビやソファーなどの配置によって生活のしやすさが左右されます。
購入予定の大型家具・家電をリストアップしつつ、配置も考えた上で間取りを選びましょう。

収納スペースの不足で後悔する人も少なくない

建売購入後に後悔しがちなのが収納スペースの少なさです。
各部屋の広さを重視した結果、収納が少なめの住宅を選んでしまい、散らかりやすい家になってしまうのでは本末転倒です。
リビングやキッチン、洗面所、玄関の収納力をあらかじめ確認し、各収納スペースに今持っているモノをどうしまうか、子どもが生まれるなどの家族構成の変化があったあとも対応できる収納力かどうか見極めましょう。

建売住宅の間取りは内見でチェック!見ておきたい箇所9選

住宅見学では、広さや室内の雰囲気をなんとなく確認するだけで終わってしまう方も多いようです。
ここからは建売の内見でチェックしておきたいポイントを9個紹介します。

  • 動線のよさ
  • 扉の開閉のしやすさ
  • トイレの位置
  • 日当たりのよさ
  • 風通しのよさ
  • コンセントの数や位置
  • 収納スペースは十分か
  • 階段の勾配は急でないか
  • 駐車のしやすさ

今後、見学会などに行かれる際はぜひ着目してください。

動線のよさ

良い間取りの住宅は生活・家事動線が設計されています。
特に大事なのが、玄関からリビング、洗濯機から干す場所への動線です。
玄関からリビングの動線が整っていないと、外出のたびに行き来が増えます。
洗濯物は、洗濯からしまうまでに大きな移動がないかシミュレーションしましょう。

扉の開閉のしやすさ

扉がスムーズに開閉できるかどうかも、確認すべきポイントです。
音はうるさくないか、扉と枠が隙間なく設置されているかなどは、意外と見逃しがちな部分です。
扉の開閉にストレスを感じなくて済むよう、チェックしましょう。

トイレの位置

トイレの位置は、リビングから死角になる場所が好ましいです。
水を流す音や排泄音が他の部屋に聞こえてるのは、あまり気分のいいものではありません。
可能であれば、実際に水を流してチェックしましょう。

日当たりのよさ

見学はなるべく昼間におこない、日当たりをチェックしましょう。
日当たりが良ければ部屋全体が明るくなります。
日差しを取り入れることでエアコンの効率が上がり、冬の電気代節約にも繋がります。

風通しのよさ

窓が対面にあれば風の通り道ができ、空気の循環が良くなります。
内見時は窓を開けて、風通しを確認しましょう。

コンセントの数や位置

家具・家電の配置は、コンセントの位置で決まります。
配置をしたい場所にコンセントはあるか、数は足りているかをシミュレーションしながら確認しましょう。

収納スペースは十分か

収納スペースが十分になければ部屋に物を置くため、生活空間が狭くなります。
収納スペースの広さは十分か、家族分の収納はあるか、子どもが成長した場合も問題ないか、確認しましょう。

階段の勾配は急でないか

階段の勾配が急だと、上り下りの負担が大きくなります。
この先、何十年も住み続けるため、負担なく移動できるかチェックしてください。

駐車のしやすさ

駐車スペースが狭かったり、周辺の道路事情で入出庫が大変だったりすると、外出のたびにストレスを感じます。
駐車スペースだけでなく、周辺の状況も確認しましょう。

間取りが気に入らない時は変更できる?

建売の間取りは基本的に変更できません。
どうしても間取りを変える場合、を購入した後にリフォームが必要になります。

建築前の住宅なら間取りを変更できる可能性も

交渉次第で間取りの変更が可能な場合があります。
「建築確認申請(建物の設計図を県や市に提出して、法律に適しているか確認を受けるための申請)」の前であれば、会社によっては変更に対応してくれます。
また、建築前の段階で間取り変更プランを用意している不動産会社もあります。
しかし、変更内容によっては追加費用が生じるので、事前に確認しておきましょう。

まとめ

建売を選ぶ際は、間取りの特徴や内見時のチェックポイントをおさえることが大切です。
ライフスタイルに合った住まいを見つけるために、ぜひこの記事を参考にしてください。

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