建売住宅で必須のオプションと費用の相場とは?依頼を決めるタイミングも解説 | トスケンホームブログ

建売住宅で必須のオプションと費用の相場とは?依頼を決めるタイミングも解説

住まいのこと

建売住宅には、生活する上で必ずつけるべきオプションが存在します。
この記事では、建売におけるオプションの種類やおすすめ、工事の費用について紹介します。
オプションを依頼する際の注意点も紹介しますので参考にしてください。

建売住宅におけるオプションとは?

建売は完成した状態で販売されており、標準仕様のままで生活できると思うかもしれません。
確かにバスやキッチン、トイレなどは標準設備として用意され、本体価格に含まれています。
一方でカーテンレールや網戸、テレビアンテナなどは設置されていないケースが多く、オプション工事が必要です。
住宅購入の際は「どこまで標準仕様でどこからオプションなのか」確認しましょう。

建売で必須のオプションと費用の相場

エアコン、照明など建売に必須のオプションと金額の相場を表にまとめました。

オプション費用
エアコン(1台あたり)20,000〜30,000円
照明(1点あたり)5,000〜15,000円
網戸(1枚あたり)5,000〜10,000円
カーテンレール50,000〜100,000円
テレビアンテナ50,000〜100,000円
洗濯パン20,000〜30,000円
室内干し20,000〜30,000円

オプション工事の費用は取り付ける数やグレードによって上下します。
必要最低限のオプションであれば50万〜100万円程度に抑えることが可能です。
入居後に追加工事をすると高額になる場合があるため、オプションは最初につけておきましょう。
なお、弊社トスケンホームでは上記の表のうち、洗濯パン以外は全て標準品となっており、追加費用がかかりません。

オプション工事を住宅ローンに組み込む時の注意点

住宅ローン申し込み前であれば、オプション工事費用を住宅ローンに組み込むことが可能です。
費用を住宅ローンに組み込むと住宅ローン減税の恩恵を受けられる一方で、月々の返済額もアップします。
返済計画に無理がないか考えた上で住宅ローンの利用を決めましょう。
なお、住宅ローンの融資が下りた後に新たにオプション工事費用を追加したい場合は再度、審査を受ける必要があります。

オプション工事の費用は交渉可能

なるべくなら安く済ませたいオプション工事の費用。
値引き交渉ができるのか気になる方も多いと思います。
結論としては、見積もりが出たタイミングで値引き交渉が可能な場合があります。
ただし半額などの大幅な値引きはできません。
金額の1〜2割ほどなら値引き交渉できる可能性があると考えておきましょう。

建売住宅のオプション工事を依頼するタイミング

オプション工事を依頼するタイミングは住宅会社から指定があります。
「この日までに決めてください」と締切日が設定されるので、それまでに内容を確定させましょう。
なお、オプション工事は基本的に販売する住宅会社へ依頼します。
工事は引き渡し前に実施されるので、すべて揃った状態で住み始めることができます。
また、引き渡し後であれば自分で見つけた設備会社への依頼も可能です。
この場合は依頼〜工事完了まで1ヶ月程かかるため、入居時期が遅れることになります。

依頼する時は相談窓口の確認も忘れずに

オプションを依頼する際は、住んでから不具合が発生した場合の窓口を確認しましょう。
オプションの不具合に関する相談は、住宅のアフターメンテナンスとは別の窓口の可能性があります。
内容によっては、製造メーカーへの問い合わせが必要かもしれません。
各オプションの相談窓口は、入居後もわかるようにメモしておくのがおすすめです。

建売住宅につけると便利なオプション

生活に最低限必要なオプション以外に、ぜひ付けておきたい便利なオプションがいくつかあります。
おすすめのオプションと費用相場をまとめました。

  • シャッター(1枚6万〜8万円)
  • 食洗機(10万〜20万円)
  • 温水洗浄便座(2万円前後)
  • カップボード(15万〜30万円)
  • バルコニー屋根(10万円前後)
  • ハンガーパイプ(1箇所1万円前後)
  • 面格子(1箇所2万〜3万円)
  • カーポート(20万〜100万円)

以下で詳しく紹介します。

シャッター

防犯のためにぜひ設置しておきたいのがシャッターです。
空き巣の侵入方法として多いのが、ガラス破りです。
犯罪被害を防ぐためにシャッターは設置することをおすすめします。
なお、最近主流の金属製シャッターであれば防火性、防音性の効果も期待できます。

食洗機

汚れた食器を入れてスイッチを押すだけの食洗機は、人気の高いオプションです。
家事が楽になる上、手洗いよりも使う水の量が少ないため水道代の節約になります。
食洗機には卓上タイプもありますが、どうしても作業スペースが狭くなってしまいます。
オプション工事で付けられるビルトインタイプがおすすめです。

温水洗浄便座

温水での洗浄機能がついた便座を使いたい場合はオプション工事が必要です。
他にトイレ関係ではタンクレスや、防水タイプの壁紙への変更のオプションなどもあります。

カップボード

キッチンの壁に取り付けるカップボード(食器棚)は、メリットの多いオプションです。
天井ピッタリのサイズで設置するためスペースに無駄がなく、地震などの倒壊防止にもつながります。
また、キッチンの色味や素材に合わせたカップボードなら全体の雰囲気を統一できます。
スペースを採寸したり市販の食器棚を購入する手間を省く意味でも、あらかじめ設置するのがおすすめです。

バルコニー屋根

標準の新築建売ではバルコニーに屋根がついていません。
屋根があれば雨天時にバルコニーが汚れるのを防ぐことができます。
物干しや網戸、窓ガラスの劣化防止にも繋がります。

ハンガーパイプ

収納にハンガーをかけるためのハンガーパイプも、標準装備では付いてきません。
ハンガーパイプがあれば洋服をたたまず、吊るして収納できます。
あとから設置するのは大変なので、オプションで取り付けることをおすすめします。

面格子

面格子はシャッター同様、防犯対策にぜひ付けたいオプションです。
トイレや浴室の小窓に面格子を設置することで外からの侵入を防ぎます。
子どもの転落防止やプライバシー保護にも役立ちます。

カーポート

雨雪や強い日差しから愛車を守るカーポート。
雨で愛車が汚れるのを防ぐ上、玄関から車まで濡れずに移動可能です。
雪が降る地域であれば、出庫時の雪かきが不要になります。
直射日光による車内の温度上昇、車体の劣化を防ぐ意味でもカーポートは有効です。

より快適に暮らせる贅沢なオプション

さらに暮らしを快適にするためのオプション工事も紹介します。
特におすすめは以下の4つです。

  • 電子施錠・スマートキー(3万〜7万円)
  • フロアコーティング(15万〜50万円)
  • 壁紙(1㎡あたり1000円前後)
  • 吊戸棚(3万円前後)

それぞれの詳細を解説します。

電気施錠・スマートキー

専用のリモコンを持っているだけで玄関のドアを開閉できる電気施錠や、指紋認証タイプのスマートキーも人気が高まっています。
従来の鍵よりも防犯性が高い上、両手が塞がっていても開閉できる便利なオプションです。
スマートフォンのアプリと連動して開閉するタイプの鍵も登場しています。

フロアコーティング

フローリングを傷や汚れから守るフロアコーティング。
広さにもよりますが、価格はワンフロアで15万円前後、家全体だと50万円前後です。
新築の高級感を保つだけでなく、住宅の資産価値を維持する上でもおすすめです。

壁紙

インテリアにこだわりたい方には壁紙のアップグレードが人気です。
アクセントクロスを使用すれば、お部屋全体がおしゃれな雰囲気になります。
トイレや洗面台の周りの壁紙を防水仕様にするなどの変更も可能です。

吊戸棚

食料や生活用品などのストックを保管するのに便利な吊り戸棚。
日常用だけでなく、災害時の備蓄庫としても使えます。
収納を増やしたい方、空きスペースを有効活用したい方におすすめのオプションです。

建売住宅でオプションを依頼する時の注意点

オプションを依頼するにあたり、いくつか注意点があります。

  • 予算内に収まるか
  • 本当に必要なオプションか
  • 住宅ローンに組み込めるか

工事してから後悔のないよう、ぜひ参考にしてください。

予算内に収まるか

快適な暮らしが叶うオプション工事。
夢中で選んでいると予算への意識が後回しになりがちです。
シャッターや壁紙など、窓の枚数、壁の面積で金額が変わるものも多くあります。
事前に「オプション工事に使える予算」を決めておき、予算オーバーを防ぎましょう。

本当に必要なオプションか

オプションが予算を超えてしまう場合は、本当に必要か再考し、優先順位をつけてください。
優先順位は「住宅に何を求めるか」を考えてみましょう。
例えば「家事がラクな暮らし」なら、食洗機や浴室乾燥機の優先順位が高くなります。。
また「強固なセキュリティ」なら、面格子やスマートキーはぜひ付けたいところ。
住宅に求める要素を意識すれば、優先順位がスムーズに決まります。

住宅ローンに組み込めるか

工事費用が住宅ローンに組み込めるかどうかは事前に確認が必要です。
メーカー純正のオプション工事であれば住宅ローンに組み込むことができます。
ただし、外部の業者へ依頼する場合は組み込めないためご注意ください。

まとめ

建売のオプションについて、必須のものからあると便利なものまで紹介しました。
オプションを依頼する際は、住宅ローンへ組み込む、値段交渉をするなど金銭面での工夫も重要です。
ライフスタイルや予算との兼ね合いも考えながら、最適なオプションを選択しましょう。
弊社トスケンホームでは、他社ではオプションの設備が標準で付いていて大変お得です。更に、住まいのプロが住宅購入の疑問やお悩みをサポートしています。
しつこい営業は致しませんので、ぜひお気軽にご相談ください。