マイホームを購入する時、最初に考えるのが「建売と注文住宅、どちらにするか」ではないでしょうか。
注文住宅に憧れる方も多いですが、中にはまれに「建売にすればよかった」」という方もいらっしゃいます。
この記事では、注文住宅で後悔する理由や、建売の違い、それぞれに向いている人の特徴について解説します。
注文住宅で後悔する5つの理由
注文住宅は、自分の好みに合わせて家を建てられるのが最大の魅力です。
一方で、完成までの期間の長さ、打ち合わせの多さなどの理由で後悔も少なくありません。
注文住宅で後悔する5つの理由を解説します。
- 決めることが多くて大変
- 予算をオーバーした
- 完成までに時間がかかる
- イメージと違った
- 立地が良くなかった
以下、詳しく見ていきましょう。
決めることが多くて大変
注文住宅では間取りやデザイン、建材や設備など、細かい部分まで自分で選択可能です。
その分、何度も打ち合わせを行う必要があり、時間や労力がかかります。
また、失敗や不満があっても、建築中では変更が難しかったり、追加費用が発生したりする可能性があります。
予算をオーバーした
注文住宅は金額が想定よりも高額になる傾向があります。
希望に合わせてオプションや設備をグレードアップをすると、想定していた予算をオーバーすることも。
追加や変更の工事が発生すると、さらに費用がかさみます。
金額で後悔しないためにも、どこまで予算をかけられるか、あらかじめ住宅会社に伝えておきましょう。
完成までに時間がかかる
注文住宅は、建売に比べて完成までに時間がかかります。
契約から完成までの期間は半年から1年ほど。
ただし、工事の遅れや天候の影響で、期間が延びることもあります。
入居日が先延ばしになるとその分、現在の家賃も長めに払わなければいけません。
期間に余裕を持つことを心がけましょう。
イメージと違った
注文住宅は完成イメージが湧きづらく、建ててからギャップに後悔する場合も。
設計図やパースでは素敵に見えても、実際には想定より狭く暗かったり、安っぽく見えることがあります。
家具やカーテンなどのインテリアも、完成後のイメージと合っていなければ雰囲気が台無しに。
住宅会社を選ぶ段階で、自分の好みに合ったデザインや間取りかどうかチェックしましょう。
立地が良くなかった
建売は土地と住宅がセットで販売されますが、注文住宅は自分の好きな場所に家を建てられます。
利便性を重視する場合、土地選びが鍵を握ります。
駅やバス停からの距離や、コンビニやスーパーの有無、学区などは事前に確認しておきましょう。
立地が良くないと、将来の売却や賃貸にも影響が出る可能性があります。
建売を選ぶ6つのメリット
建売を選ぶメリットは大きく6つあります。
- 打ち合わせが少ない
- 入居までの期間が短い
- コストパフォーマンスがいい
- 完成形を見て購入できる
- ローンを1本化できる
以下で詳しく説明します。
打ち合わせが少ない
建売で販売されるのは、完成した新築物件や、完成予定の物件です。
決められることが少ない分、打ち合わせ回数も最低限で済むため、ストレスや負担が軽減されます。
入居までの期間が短い
完成している建売であれば、契約から入居まで最短1ヶ月半ほどで入居可能です。
完成予定の物件であっても、注文住宅に比べて期間が短くなります。
入居までの期間が短い分、仮住まいの費用を節約できます。
コストパフォーマンスがいい
建売の魅力の一つにコストパフォーマンスの良さが挙げられます。
住宅会社では同じ規格の建売を複数建てるため、建材や設備の仕入れや工事を効率化し、コストを抑えています。
また、建売は土地と建物をセットで購入するため、別々でローンを組む場合よりも諸費用が安く済みます。
完成形を見て購入できる
物件を実際に見てから購入できるのも建売のメリットです。
間取りやデザイン、設備、日当たりなど「住んでみたらイメージと違った」と後悔する心配がありません。
完成物件であれば、家具やカーテンなどのインテリアもコーディネートしやすくなります。
ローンを1本化できる
注文住宅は土地購入と住宅契約のタイミングが異なるため、ローンを2種類契約する必要があります。
一方の建売住宅は、土地と建物をセットで購入するため、ローンを1つにまとめることが可能です。ローンを1本化すると申込金や手付金など諸費用が安くなり、返済額も減らすことができます。
好立地の物件が多い
建売は、人気の高いエリアや好立地の物件が多くあります。
駅から徒歩圏内の物件や、商業施設や公共施設が充実している物件が多いため、生活の利便性や快適性が高まります。
好立地の物件は、将来の売却や賃貸にも有利になります。
建売が向いているのはこんな人
建売は注文住宅に比べて自由度が低いですが、早く入居できコストを抑えられるメリットがあります。
建売が向いているのは、以下のような人です。
- 間取りやデザインに強いこだわりがない人
- 早めに引っ越したい人
- コストを抑えたい人
それぞれ詳しく紹介します。
間取りやデザインに強いこだわりがない人
建売は、住宅会社が決めた間取りやデザインを受け入れる必要があります。
好みに合わない部分を後から変更するのは困難です。
間取りやデザインに強いこだわりがない人であれば、建売で満足できる可能性が高いです。
早めに引っ越したい人
完成している建売であれば、契約から入居までに1ヶ月程度で済むことが多いです。完成予定の物件であっても、注文住宅に比べて期間が短くなります。そのため、早めに引っ越したい人に向いているといえます。
コストを抑えたい人
建売は建築会社がまとめて建てるため、建材や設備の仕入れや工事の効率化によって、コストを抑えています。
また、土地と建物をセットで購入するため、ローンを1本化できます。ローンを1本化すると金利や手数料が安くなり、返済額も減らせます。コストを抑えたい人であれば、経済面でお得な建売が向いているでしょう。
注文住宅が向いているのはこんな人
理想の住まいを実現できる注文住宅ですが、決めることが多くて大変、予算オーバーしやすいといったデメリットもあります。
注文住宅が向いている人の特徴は以下の3つです。
- 理想の住まいをじっくり考えたい人
- 既に土地がある/住みたいエリアが決まっている人
- 建築中の様子も見たい人
詳しく見ていきましょう。
理想の住まいをじっくり考えたい人
注文住宅は、自分の理想の住まいを実現できます。間取りやデザインはもちろん建材や設備、色や柄など、細かい部分まで自分で決めることができます。理想の住まいをじっくり考えたい人であれば、注文住宅で満足感を得られるでしょう。
既に土地がある/住みたいエリアが決まっている人
土地を所有している、もしくは住みたいエリアが明確な場合は注文住宅がおすすめです。
建売は土地と建物がセットですが、注文住宅は自分の好きな場所に建てることができます。
実家の土地が余っている場合は土地にお金をかけなくて済むため、その分を建築費に回すことも可能です。
建築中の様子も見たい人
注文住宅は、マイホームがどのように建てられるのか、経過を確認できます。
建築中の様子も見たい人、完成した時の感動を味わいたい人にはぴったりです。
建築中、気になる点や不満な点があれば、建築会社と相談できることも注文住宅ならではのメリットです。
まとめ
建売住宅と注文住宅は、それぞれメリットとデメリットがあります。
自分のニーズやライフスタイルに合わせて、最適な住宅を選ぶことが大切です。
住み始めてからの後悔がないよう、建売と注文住宅の違いを理解した上で住宅を購入しましょう。
トスケンホームは注文住宅「イシカワ」グループの建売住宅メーカーです。
注文住宅と建売住宅のちがいを詳しく知りたい方、どちらにしようか悩んでいる方のご相談も大歓迎です。
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